色々なカプセルと錠剤

愛の営み

性行為を、時として愛の営みと呼びます。
愛し合っている男女だからこそ、セックスをして、子供を授かることができる。これは果たして、正しいことでしょうか。
性悪ではなく、事実として見るのであれば、それは誤りであると言わざるを得ません。
愛していなくても、子供を授かることができるからです。
その場合、子供を授かることができる、ではなく、子供ができてしまった、という表現をしたほうが、正確になるでしょうか。
世の中には、何においても二通りの立場があると言います。
例えば、子供が欲しくてセックスをしているのに子供が産まれない男女と、子供が欲しいわけではないのにセックスをして子供が産まれてしまった男女。
どちらが悲劇的なのかと言えば、これは甲乙つけがたいものとなるでしょう。ただ、はっきりと言えることは、産まれてきた子供が不幸になる可能性が高いのは、明らかに後者です。
お腹の中に新しい生命が宿ったことを、できてしまった、と言ってしまうくらいなら、始めから避妊をすべきです。
多くの男女は言うでしょう。「避妊はしていた」「コンドームはつけていた」「子供ができるはずはなかった」と。
しかし、それもまた大きな誤りです。
コンドームだけでは、妊娠を確実に防ぐことはできません。現在もっとも効果的だと言われているのは、女性ホルモンの分泌量を人工的に操作するための低容量女性ホルモンの定期投与、すなわちピルの服用です。
コンドーム単体では7割から8割程度の避妊確率しかないのに比べ、低容量女性ホルモンを定期的に投与していれば9割型避妊に成功すると言われています。コンドームとピルの併用であれば、妊娠する可能性は限りなくゼロに近づくでしょう。
コンドームをつけて、ピルを飲んで女性ホルモンの分泌量を操作して、ここまでしてようやく避妊と言えるのです。しかしまだ、コンドームへの絶対的な避妊信仰と、ピルに対するマイナスイメージがあって、正しい避妊が行われていません。
これ以上、悲劇を繰り返さないためにも、避妊について正しく学ぶ必要があります。